いつの時代にもお金を必要とする人がおり、その人たちにお金を貸し金利で利益を上げる貸金業という商売があることはご存知かと思います。

特に収入の低い低所得者にはすぐにお金が欲しいという方は少なくありません。

このような貧困層は正規の金融機関からは融資を受けることは困難なことが多く、正規以外のところからでしかお金を工面する必要があります。

そういった銀行や消費者金融から相手にされない貧困層に法定金利よりもはるかに高い金利で金銭の貸付を行うヤミ金融は今も昔も変わることなく存在しているのです。

カードでお金のクレジットカード現金化はお金を借りるためのクレジットカードのキャッシングではなく、買い物をするためのショッピング枠で買い物をしお金に換える商売といえるでしょう。

つまり「お金を貸す」といった行為ではありませんが、世間一般的には実質的な高金利での融資という認識が強くある新手のヤミ金融とされているのです。

確かにクレジットカード現金化はお金を工面するための方法として利用されていますが、仕組みとしてはお金を貸しているわけではありません。

最近ではこれまでの事業資金融資に代わるファクタリングという方法での違法融資が取り沙汰されていますが、クレジットカード現金化やファクタリングは違法な金銭の貸し付けなのか検証していきます。

債権の買取を名目とするファクタリングと称するヤミ金融

債権買取によるファクタリング

今から20年近く前に企業が振り出す手形や小切手を担保に高い金利で貸付を行う事業者を対象したヤミ金融が社会問題化していたことをご存知でしょうか?

運転資金や事業資金がショートした事業主に対し、手形や小切手を担保に10日や一週間という極めて短いサイクルで3割という超高金利で融資をしていました。

返済が滞れば担保となる手形や小切手で回収を行い、もし支払いができなければ不渡りとなり倒産へと追い込まれる手口だったのです。

そして返済ができなくなった事業者に新たに別の会社から貸付を行い返済させるシステム金融が数多く存在していました。

このシステム金融の巨大グループを仕切っていたのが指定暴力団三代目山口組の傘下の組織であったことから大きな話題となりましたが、その後は多くの逮捕者によって消滅に至ったのです。

現在では手形や小切手といった事業間の支払い方法はなくなりつつあるため、このようなシステム金融が再来する可能性はほとんどありませんがそれに代わる事業者向け違法融資としてファクタリングという手法が流行し始めました。

ファクタリングというのは大手銀行やリース会社など1000社を超える正規の企業などでも行われている売掛債権の買取なのですが、営業許可や手数料の上限などに法律があるわけではないためこのファクタリングを装ったヤミ金融による違法な融資が行われているのです。

正規のファクタリングというのは

  • 売掛金を現金化したい企業がファクだリング会社に依頼します
  • 売掛債権を買い取り購入代金を依頼した企業に支払います
  • 売掛金の支払いを取引先企業から回収します

といった流れによって支払い日より前に売掛金を現金化することができるのですが、この購入代金は手数料が差し引かれているため売掛金は目減りすることになるのです。

ではファクタリングを装ったヤミ金融とはどのような手口なのかといいますと、

  • 売掛金の6割程度の金額を債権を担保に貸付
  • 売掛金が入金後、元本と利息を返済
  • 再び債権を担保に融資

といったサイクルで資金繰りに行き詰った事業者から法定利息をはるかに超える高金利をとっていたのです。

このヤミ金融がファクタリングを装った貸付をする理由は営業許可や手数料が法的に定められていないという点があり、この曖昧さが盲点といえるでしょう。

そういった点ではクレジットカードのショッピング枠現金化も同様といえるのではないでしょうか?

クレジットカード現金化も合法なヤミ金融なのか?

クレジットカード現金化の違法性

「ヤミ金融」というのはそもそも法律に違反していることを理解しながら摘発から逃れるよう巧妙な手口で貸付をし回収を行っている犯罪者集団といえるでしょう。

したがってヤミ金融業者は法律的にブラックということを把握しながらも影を潜めて営業を行っているため、表舞台に出てくることはまずありません。

ではヤミ金融の新たな手口とされるクレジットカードのショッピング枠現金化の業者はといいますと、法律的には完全に違法とはいいきることはできない為、ブラックに近いグレーという位置づけが適切かと思います。

ただクレジットカード現金化にはいくつかの方法があり、そのひとつとなるキャッシュバック特典付商品をクレジットカードで買わせる現金化方法はほぼブラックであり法律に違反する行為と判断されるでしょう。

現に過去にキャッシュバック方式の現金化業者が逮捕された罪名はヤミ金融と同様となる

  • 貸金業法違反(無許可営業)
  • 出資法違反

といった法律に違反していることから摘発に至ったのです。

確かにこのキャッシュバックでのクレジットカード現金化というのは

  1. キャッシュバック名目での金銭の貸付
  2. クレジットカード決済による返済
  3. 決済金額と貸付金の差額が利息

といった点を考慮すれば融資であり、それを事業として行っていれば貸金業といえるでしょう。

ただ店舗で営業しているカードでお金の看板の業者はキャッシュバックとは大きく異なった内容となります。

カードでお金の商品買取による現金化は貸金業にはならない

カードでお金の現金化

結局のところファクタリングは手形・小切手での違法な貸付を行っていたシステム金融の進化であり、キャッシュバック付き商品によるクレジットカード現金化は小口金融の現代版なのではないでしょうか?

したがって従来のヤミ金融は時代の流れに沿って方法や形式を変化させ今も存続しているのです。

最近ではヤミ金融ではなくメルカリで現金が売買される個人間によるクレジットカード現金化が話題となりました。

このように今でも貧困層による資金調達の方法というのは限られており、たとえ違法な融資であったとしても必要としているのです。

ではこういったヤミ金融による資金調達方法以外にお金を工面する方法はないのかといいますと、カードでお金の看板の店舗型のショッピング枠現金化があります。

「クレジットカードのショッピング枠現金化」というと一緒くたにされがちですが、キャッシュバック方式の現金化方法よりもはるかに前から存在するのがカードでお金の店舗でのクレジットカード現金化なのです。

キャッシュバックではオンラインで買い物をするのに対し、店舗でのショッピング枠現金化は実際のお店に足を運び買い物をするアナログな方法といえるでしょう。

今から30年近く前のクレジットカード現金化は店舗に来店した客と共に大型家電量販店へ行きクレジットカードで最新のノートパソコンやデジタルカメラを購入し買い取る方法で現金化していました。

ではこのようなクレジットカードで購入した商品を買い取る現金化方法も貸金業になるのでしょうか?
商品の買取という業務は金券ショップや中古車買取と同じように客の商品を買い取る業務内容であり、正規の商売といえるでしょう。したがって商品の買取までが貸金業と判断されるのであれば、すべての中古品売買市場が貸金業の疑いがかけられることになります。

したがって商品買取によるクレジットカード現金化は高金利融資と判断されたキャッシュバックとは異なりヤミ金融となることはありません

しかしながら目的としては同じクレジットカード現金化であり、ショッピング枠をお金に換える商売です。

つまり商品買取での現金化は貸金業にはならないもっとも安全な資金調達方法といえるのではないでしょうか。

 

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