クレジットカードのショッピング枠現金化の方法として一般的に認知されているのが、

  • クレジットカード決済により購入した商品を換金する商品買取方式

この2通りとなっています。

 

クレジットカードのショッピング枠現金化の方法はこれ以外にも存在しています。しかしこの他の方法というのはほとんど世間には知られていない方法となり正当性にも疑問点がある方法となります。

 

その中の一つとなるのがクレジット決済で商品を購入し返品を理由にキャンセルをし現金を返金するクレジットカードのショッピング枠現金化方法です。

 

ではこのキャンセル方式でのショッピング枠現金化について検証していきます。

 

決済をキャンセルするクレジットカード現金化の仕組み

 

インターネットでショッピングをすることは手間がなく買い物ができることからより浸透してきました。

 

ネットショッピングをご利用された経験のある方でしたらご存じかと思いますが、現金での支払いよりもクレジットカード決済での購入の方が余計な手数料が必要ないため多くの方がクレジットカードで支払いをされています。

 

商品買取でもキャッシュバックでも同様にクレジットカード決済で商品を購入するのですが、キャンセル方式はそれらの方法とは異なっている点があります。

 

商品の売買取引はクレジットカード決済で買い物をし商品を受け取り支払いをするのが通常です。

 

キャンセル方式でのクレジットカード現金化ではこの通常の取引ではなく、クレジットカード決済により商品を購入しますが返品名目により取引をキャンセルするのです。
通常のショッピングでのキャンセルの場合、商品を返品しクレジットカード会社にショップ側から決済のキャンセルの報告を行います。

 

しかしクレジットカード現金化によるキャンセルではクレジットカード会社にはキャンセルの報告はせず売買取引が問題なく行われたことにするのです。
そしてクレジットカード決済した金額からキャンセル手数料を差し引かれた金額がユーザーの口座に返金されるのです。
そのためこのキャンセルによる現金化は返金方式のクレジットカード現金化とも呼ばれることもあるのです。

 

キャンセルによる現金化の問題点

このクレジットカード決済をキャンセルする現金化方法が拡散していかない理由にはいくつかの問題点があります。

クレジットカード会社に決済の報告をしない点

当然の話ですが商品の売買取引を行う上でクレジットカード決済で購入され購入者より返品申請を受ければクレジットカード会社に報告する義務があります。

 

これはショップがクレジットカード決済を行うための契約内容にも記されていることであり、それに従わなければ契約違反にもなる行為になるでしょう。

 

返品の申請をされているにも関わらず通常通りの決済となり売買取引されることになりますので、決済額から数%の決済手数料が差し引かれた金額がショップに入金されることになり返金した金額との差額が現金化業者の利益となるのです。

 

購入した商品の返品手続き

キャンセルによるクレジットカード現金化の名目となるのは購入した商品の返品です。

 

つまりキャンセルをした以上、商品を返品しなければならないことになります。しかし、キャンセルによる現金化では実際に商品を返品することはありません。

 

なぜ取引をキャンセルし返金する名目であるにも関わらず商品の返品手続きを行わないのかといいますと、この現金化業者から購入する商品は配送料金のかからないデジタル商品が取り使われているからです。

 

このデジタル商品というのは具体的に説明しますと画像素材や音源素材といったものが使用されます。

 

このデジタル商品は購入手続きが完了すれば専用ページからダウンロードすることが可能になったり電子メールに添付して送信することができる商品となります。

 

そのため手間や時間はかからず手続きができる商品なのです。

 

しかし商品の売買取引としてはこの商品を送った証拠や受け取った証拠はなく実態を確認するものはありません。

 

そのためクレジットカード会社からどんな商品を購入したのかを追求された時に実際に手元には何もなく配送された証拠もないため、不審な取引とされる可能性は否めません。