クレジットカードのショッピング枠現金化を利用したことのある経験者であれば誰もが感じることだとは思いますが、「換金率が想像よりも低い」と不満を抱いているでしょう。

クレジットカードで10万円分の買い物をしたとしても手にすることができるお金は7万円程度。

「なぜ現金化するのに決済金額の3割も引かれてしまうのか」

そう疑問に感じるのは必然なのではないでしょうか。

しかしながら現金化業者も慈善事業ではなく商売としてショッピング枠を現金化しています。

そのため事業を運営するための経費や利益が必要となるため100%の換金率で現金化することは絶対にできません。

もし仮に現金化業者の利益がなかったとしてもクレジットカード決済をするのには決済手数料がかかるため利用するショッピング枠のすべてを現金化できるわけではないのです。

そのためクレジットカード現金化の常識として100%の換金率というのは不可能なのですが、実はほぼ100%の換金率での現金化が現実のものとなろうとしています。

ではこのクレジットカード現金化ユーザーにとってもっとも魅力的ともいえる100%に近い換金率でのショッピング枠現金化について解説していきます。

クレジットカード現金化の際にネックとなる「決済手数料」の存在

クレジットカードの決済手数料

普段の買い物ではクレジットカードでの支払いをしている方は少なくないでしょう。

このクレジットカード決済での買い物をする際には必ず「決済手数料」が必要となります。

お店でクレジットカードで商品を購入する際には決済端末を通すことによってクレジットカード決済を行っているのを見たことはあるでしょう。

このクレジットカード決済というのは決済代行会社と契約することによってクレジットカード決済が可能になり、利用すれば決済金額の数パーセントを決済手数料として支払うことになります。

決済代行会社との契約上、決済手数料を利用者に負担させてはならないことになっており、現金払いでもクレジットカード払いでも同等の購入金額となり決済手数料はショップの負担となるのです。

インターネットで完結することができるキャッシュバック特典付き商品を購入するというクレジットカード現金化方法は通常のECサイトでのネットショッピングと同じように決済手数料が発生することになります。

したがってキャッシュバックによる現金化では100%の換金率では実現することはできません

決済手数料のないクレジットカード決済が可能なフリマアプリ

フリマアプリ「ラクマ」

多くの方が「クレジットカードのショッピング枠を現金化する方法」としては現金化業者によってショッピング枠をお金に換えていますが、最近では人気フリマアプリのメルカリでの現金出品によるクレジットカード現金化が話題となりました。

近年ではさまざまなジャンルのフリマアプリが登場しており、手軽に商品を出品することができ簡単に購入できるということから人気となっていますが、そんなフリマアプリでのクレジットカード現金化及び携帯決済の現金化が横行しているのです。

このフリマアプリでは公園などの本来のフリーマーケットとは異なり、クレジットカードや携帯キャリア決済での商品の売買が可能という点があります。

しかも通常のECサイトでは必要となるクレジットカード払いの際の決済手数料を負担することなく売買取引ができるのです。

このフリマアプリの特徴となる

  • クレジットカードや携帯での決済が可能
  • 決済手数料は負担とならない
  • 手軽に商品を売買できる

といった点がクレジットカード現金化に適していることから不審な売買取引が行われるようになりました。

ただ最大手となるメルカリの場合、出品者には販売手数料として販売価格の10%が売り上げから差し引かれることになります。

しかし今では数多くのフリマアプリがあり特に楽天市場が運営する「ラクマ」や「フリル」ではクレジットカード決済手数料だけではなく出品手数料も無料で売買取引することができるのです。

そのためラクマやフリルなら100%の換金率でのクレジットカード現金化を実現することは可能といえるでしょう。

換金率100%のフリマアプリでのカード現金化方法

ラクマでのクレジットカード現金化

数ヶ月前にフリマアプリのメルカリで現金が出品されるというニュースが話題となりました。

このフリマアプリでの現金の売買というのは

といった今すぐお金が必要な方が現金を得るための商品売買だったのです。

ただこの不審な商品の出品が発覚後、すぐに

  • 現行紙幣
  • チャージ済みSuica
  • パチンコの特殊景品

といったような現金化目的での売買は強制的に削除され、根絶されました。

しかし現在でもフリマアプリでのクレジットカード現金化は行われているのです。

ではどのような方法で100%の換金率でカード現金化は行われているのかといいますと、

  1. Tシャツや時計といった一般的な商品の出品
  2. 販売価格は現金化ユーザーの希望金額
  3. 商品の説明文に「銀貨」などの隠語によって現金化目的である商品と示す
  4. 現金化ユーザーがクレジットカードや携帯決済によって商品の購入
  5. 売り上げが確定してから現金の振込

といった流れで現金化されています。

売買取引する相手が知り合い同士間で取引されるのであれば100%の換金率で現金化することが可能です。

フリマアプリでのクレジットカード現金化も犯罪となる

フリマアプリでの現金化で逮捕

クレジットカードのショッピング枠現金化において「100%の換金率」というのはこれまでにない最高の現金化方法ということは間違いありません。

ただ安全面においてフリマアプリでのクレジットカード現金化というのは必ずしも安心して利用することができる方法とはいえないでしょう。

一般的な現金化業者の場合ではクレジットカード決済を請け負うのは業者であり、利用者は指定された商品を購入することによって現金がキャッシュバックされます。

したがってよほど悪徳な現金化業者ではない限り安全にクレジットカード現金化をすることができますが、フリマアプリでの現金化では売買を仲介するフリマアプリ運営会社は現金化行為を認めておりません。

そのため以前のメルカリで現金化を行っていた出品者は出資法違反の容疑で逮捕されているのです。

これまでキャッシュバックでの現金化を行っていた現金化業者が逮捕された事例はいくつかありますが、フリマアプリで現金化を行っていたユーザーも同様に実質的なヤミ金融と判断される違法行為となります。

つまりフリマアプリでの換金率100%のカード現金化は非常に魅力的な方法といえますが、実は現金化業者を利用するよりも大きなリスクのある危険な現金化方法といえるでしょう。