クレジットカードのショッピング枠や携帯電話のキャリア決済はネットショッピングなどの買い物の支払いに利用することができるとても便利なサービスということは間違いありません。

たとえば手元に現金がない場合でもクレジットカードや携帯決済であれば欲しい商品をすぐに購入することができ後で支払いができます。

そんな現金の代わりに買い物の支払いができるクレジットカードや携帯決済は優れた決済方法となりますが、このクレジットカード決済で買い物をした商品を現金化するビジネスというのも存在しているのです。

今から30年以上前からお金に困った方にクレジットカードで換金性の高い商品を購入させ買い取る現金化の商売は存在しており、方法や内容は変化しつつも現在でもクレジットカード現金化の業者やユーザーは絶えることはありません。

ただこのクレジットカードのショッピング枠や携帯キャリア決済を現金化する目的で使用する行為は日本では認められておらず、法律に抵触することもあるのです。

最近では個人間で手軽に商品の売買取引ができるスマホアプリ「メルカリ」が人気だけに限らずさまざまな面で話題となっているのはご存知でしょう。

このメルカリで現金が出品されクレジットカードや携帯決済を現金化する手段として利用されていました。

すぐにメルカリ運営会社によって現行紙幣やチャージされた電子マネーの出品は削除され、クレジットカード現金化は禁止されることになったのですが、この現金を販売した出品者が高金利での融資をしたとされ逮捕されたのです。

では今回のメルカリを利用したクレジットカード現金化が出資法違反として逮捕された事件について検証していきます。

メルカリで行われたクレジットカードのショッピング枠現金化とは?

フリマアプリメルカリ

今では手軽に商品を売り買いすることができるフリーマーケットをスマホで行うことができるアプリはいくつもありますが、国内最大のフリマアプリとなるのが「メルカリ」なのです。

スマホのカメラで不要な商品を撮影すだけで簡単に出品することができ、現金以外にもクレジットカードや携帯キャリア決済で手軽に購入することができる点が今の時代にフィットしているのでしょう。

基本的にはフリマアプリはこれまでのインターネットオークションに近いサービスですが、スマホひとつで売買ができる手軽さと使いやすさが流行となった要因なのではないでしょうか?

そんな多くの方が商品の売買をするメルカリで現金が出品されるという不可解な現象が起き始めたのです。

メルカリでは利用規約によって

  • 法令に違反する商品
  • 主として武器として使用される又はそのおそれのある目的を持つ商品
  • 他のユーザーの権利を侵害する又はそのおそれのある商品
  • 犯罪等によって入手した商品
  • 公序良俗に反する商品
  • 商品の販売の際に、法律上の許認可が必要な商品
  • 人体・健康に影響を及ぼすおそれのある商品
  • コンピュータウィルスを含むデジタルコンテンツ
  • 一つの商品でありながら代金を複数に分割して出品された商品
  • 道路運送車両法上の所有者の変更登録が直ちにできないまたはそのおそれがある自動車およびオートバイ
  • 債券、有価証券、保険等の金融商品

といった商品を出品することは禁止されています。

ところが現金の出品というのはルールで禁止される商品には含まれていなかったのです。

こういった目新しいビジネスというのは最初から規制を厳しくすればのびしろがなくなり、浸透しづらくなるのは当然といえるでしょう。

この現金の出品というのも昔の通貨となる古銭の売買と同じで、そこまで問題視するほどには感じていなかったように思われます。

ただこの額面よりも高い価格の現金が売買される理由とは一体どのような内容なのかといいますと、実はお金を必要とする方が

  • クレジットカードのショッピング枠
  • 携帯電話のキャリア決済

をすぐにお金に換えるために現金化する方法として購入していたのです。

これまでのクレジットカードのショッピング枠現金化の方法としては換金性の高い商品をクレジットカード決済で購入し買い取る方法や、キャッシュバック特典つき商品を購入する方法が主流となっていましたが、クレジットカード決済によって現金を購入する方法はありませんでした。

捕らえ方によってはある意味、斬新なクレジットカード現金化方法といえますがメルカリ運営会社はすぐに現金の出品を削除し現金化目的とした商品の出品となる

  • 高額がチャージされたsuica
  • パチンコの景品
  • キャッシュバック付商品

などを次々と排除していったのです。

結果的にフリマアプリのメルカリでのクレジットカード現金化はできなくなり、メルカリでのクレジットカード現金化は終息したように思えましたが、この現金の出品者が不当な融資を行ったとして出資法違反で逮捕されました。

メルカリでの現金出品者が出資法違反で逮捕

2017年11月16日に『<メルカリ>現金を出品し超高金利融資』といった見出しなどであるニュースが流れました。

「超高金利融資」という言葉からはウシジマくんのようなヤミ金融業者のようなイメージが浮かびますが、この事件はヤミ金融業者が摘発されたのではなくメルカリで現金を出品した一般ユーザーが出資法違反で逮捕されたのです。

漫画にもなるようなチンピラのような身なりをした厳しい取立てをする金融業者が逮捕されたのではなく、ちょっとしたお小遣いを稼ぐためにメルカリで現金を出品した方がヤミ金融と同等の罪となる出資法違反で検挙されました。

今回の事件で逮捕された容疑者は

  • 千葉県成田市 契約社員 田中啓祐容疑者(33)
  • 広島県呉市 自営業 田中英樹容疑者(57)
  • 秋田市御野場新町 無職 小野順子容疑者(60)
  • 奈良県安堵町東安堵 無職 林田アリサ容疑者(40)

といったように住んでいる地域や年齢の異なる方が高金利の融資をしたとして逮捕されたのです。

ではこの容疑者らはメルカリで現金を出品したことでどのくらいの金利を得ていたのかといいますと

田中啓祐容疑者 25万円を31万2,900円で販売
田中英樹容疑者 約90万円
小野順子容疑者 21万5,000円を28万1,100円で販売
林田アリサ容疑者 24万円を32万円で販売 合計85円の利息

 

といったように法定金利を大幅に上回る暴利での融資を行ったとして出資法違反の罪で摘発されました。

メルカリでの現金販売は貸金業となるのか?

現金の販売は貸金業

メルカリというスマホアプリは個人売買を手軽に利用することができるサービスですが、メルカリで現金を販売した出品者は出資法違反という犯罪によって逮捕されました。

確かにこの出品されている現金は販売価格よりも少ないためその差額は出品者の販売益となることは間違いありません。

ただお金を貸した金利と判断されたため今回の逮捕に至ったことになりますが、現金の売買を金銭の貸付に置き換えることは問題ないのでしょうか?

消費者金融から借り入れする場合にはお金を借りるための金銭借用証書を記載し、返済期日や限度額などの契約に沿ってお金を借りることになります。

このメルカリでの現金売買では出品されている現金をクレジットカードや携帯決済で購入すれば現金書留によって送られてくるだけです。

販売されている現金の価格はメルカリの10%という手数料を考慮すればそこまで高い金額とはいえないでしょう。

たとえば現金24万円を31万円で売買した場合

  • 31,000円はメルカリの手数料
  • 現金書留の料金1,000円程度
  • したがって48,000円の販売益

といった計算になります。

この購入された現金が貸付金となり、販売益が利息という解釈によって出資法違反の脱法行為として今回の容疑者は逮捕されました。

そうなると希少価値のある昔の紙幣や硬貨などは額面よりも高い価格で販売されていることも少なくありませんが、その売買も実質的な高金利での融資となってしまうのでしょうか?

現金の出品が禁止されてからもTシャツやコインなどで現金化していた

キャッシュバックのような現金化

メルカリで現金が出品されクレジットカードや携帯キャリア決済で購入する現金化は2017年4月に発覚しすぐに削除されることになりました。

その後も不可解な商品によって現金化は行われていましたがメルカリ運営会社によって24時間監視され現金化目的を疑われる出品は即座に削除されるようになったのです。

明らかに現金と同等の価値となるチャージ済みの電子マネーsuicaやパチンコの特殊景品など出品されるようになりましたが、現金化目的としてすぐに禁止されましたがそれでもまだ現金化は続きました。

この時点からメルカリ出品者と現金出品者のいたちごっこは開始されているのですが、次にはTシャツやコインといったごく普通の商品によってクレジットカード現金化の取引が行われていたのです。

ではどのような手口で普通のTシャツなどに現金が付いてくることを示すのかといいますと、商品の説明文に「銀貨」や「新銀」といった隠語を使って出品。

その商品の価格は現金分も含まれた価格で売買されることになるのです。

メルカリはネットオークションとは異なり販売価格を決めて出品することになります。

たとえば100円均一で販売されている明らかに安価な商品だとしても、5万円や10万円といった数十倍の価格で販売することも可能です。

したがって安価な商品に隠語によって現金が付属されており、それをクレジットカード決済などで購入することによって現金化されていることになります。

これはまさにキャッシュバック特典付き商品を購入するクレジットカードのショッピング枠現金化とまったく同じ手口といえるでしょう。

その結果、メルカリ運営者は「極めて遺憾。現在は不適切な出品を24時間態勢で監視、排除している」として現金化を企てる出品者を逮捕させるよう警察に報告したのではないでしょうか?

クレジットカード現金化専門業者とメルカリでの現金化の相違点

現金化とメルカリの違い

クレジットカードのショッピング枠現金化ユーザーの半数以上は業務としてショッピング枠を現金化している専門業者を利用しています。

しかしながらマイナスイメージのあるクレジットカード現金化を業者で利用することに抵抗を感じる方は少なくないでしょう。

そのため「お金が必要だが現金化業者は不安」という方もおりそういった方が業者を介すことなく現金化できる場所としてメルカリを利用したのではないでしょうか?

ではクレジットカード現金化を利用する上で現金化業者とメルカリでの現金化の相違点はいくつかありますが、意外にも近い内容といえるでしょう。

方法としてはキャッシュバック特典付き商品の購入となり換金率も実質的には7割から8割とそこまで変わりません。

ただクレジットカード決済については大きく異なる点となります。

メルカリでの商品購入の決済方法は

  • クレジットカード
  • コンビニ払い
  • 携帯キャリア決済
  • 銀行振り込み

といった複数の支払い方法がありますが、現金化業者での決済方法は当然、クレジットカード決済のみしかありません。

クレジットカードのショッピング枠現金化において重要なポイントとなるのがクレジットカード決済であり、メルカリでの現金化はメルカリの決済機能を利用しショッピング枠やキャリア決済を現金化していたのです。

メルカリだけではなく今の日本社会ではクレジットカードのショッピング枠を現金化することは禁じられていることであり、それをメルカリを悪用した出品者は逮捕されることになった理由なのではないでしょうか?

では現金化業者はどのようなクレジットカード決済なのかといいますと、国内ではなく海外の決済ラインによってクレジットカード決済を行っています。

日本と比較すると世界ではキャッシュレス化は進んでおり、多くの店舗で現金払いができないという国もあるほどです。

そしてアプリなどで自分のクレジットカードのショッピング枠を簡単に現金化することもできます。

そういった海外の決済ラインによってクレジットカード決済を行っているため安全に現金化することが可能なのです。

そのため現在でも危険な行為とされるクレジットカード現金化を業者では利用停止になることなく資金調達できます。

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