現在のカードでお金の看板のショッピング枠現金化業者ではみどりの窓口などで新幹線の回数券を購入し買い取る方法が主流となっています。
この新幹線チケットの買取は街中にある金券ショップと同じ業務内容であり、古物商の許可店ということから法律に違反する現金化方法ではありません。
ただ多くのカードでお金の店舗でショッピング枠を現金化する目的で購入されている新幹線の回数券は、クレジットカード現金化を利用規約違反とするクレジットカード会社からすれば警戒すべき換金性の高い商品といえるでしょう。
あるクレジットカード会社では発行した時点から新幹線の回数券を購入することができないよう制限をかけているところもあります。
もちろんその他のクレジットカード会社でも新幹線の回数券を頻繁に購入する会員には現金化目的での利用を疑っているでしょう。
ではなぜ換金目的と疑われる新幹線の回数券で今もクレジットカード現金化は行われているのでしょうか?
目次
店舗でのクレジットカード現金化で新幹線チケットが換金される理由
現在でも都内だけではなく地方でもカードでお金の看板を見かけることは少なくありません。
この店舗でのクレジットカード現金化はほとんどが新幹線チケットの買取となっています。
今から数十年前にあったショッピング枠現金化は大型家電量販店で最新のノートパソコンやデジタルカメラなどをクレジットカードで購入し買い取るという現金化方法でした。
- では今の新幹線の回数券と最新の電化製品の買取では何が違うのでしょうか?
- クレジットカードで商品を購入し現金化業者で換金するという方法は同じです。ところが大きく異なる点というのが売買される価格の相場に違いがあるのです。
店舗でのクレジットカード現金化というのは実は正規の買取業者が業務の一環として指定した商品をクレジットカードで購入してもらい買い取りしています。
買い取った商品は利益を上乗せし転売しているのです。
当然ながら高く売ることができる商品の方がクレジットカード現金化で購入する商品に適していることはいうまでもありません。
電化製品の買取による現金化の場合、換金率は購入金額の7割程度ですが現行となる新幹線チケットは80%の換金率で現金化することができます。
これは新幹線チケットは90%以上の価格で販売することができる商品だからです。
そのため現在のカードでお金の店舗では新幹線の回数券を購入するよう指示されることになります。
ただ新幹線の回数券はクレジットカード会社は現金化目的と疑われる危険性がありますが、現金化業者は商品の買取をしているだけであり、利用者のクレジットカードが利用停止になることは関係ありません。
したがってリスクを考慮すれば新幹線の回数券は現金化目的で購入するのは非常に危険な商品といえるでしょう。
安全にショッピング枠を現金化できる店舗が存在した
新幹線の回数券をクレジットカードで購入したところ、クレジットカード会社から連絡があり現金化目的での使用を疑われたという経験をした方は少なくないでしょう。
これは換金する目的だけではなく、実際に新幹線に乗車する目的で購入した場合でも同様となります。
当然ながらクレジットカード会社はどのような目的でクレジットカードを使用しているかはわかりません。
しかし換金性の高い新幹線の回数券をクレジットカードで購入すること自体が現金化を連想させてしまっているのです。
ではどのような商品を購入し現金化するのであれば安全なのでしょうか?
都内某所にちょっと変わった看板を見つけました。
「カードで購入可能!即現金化」
よくあるカードでお金の看板とは少し異なったニュアンスのようにも感じられます。
「カードでお金」よりも具体的な言い回しといえるのではないでしょうか?
ではこの現金化が可能なお店というのはどのような業種の店舗なのかといいますと、よくあるカードでお金の看板の金券買取ではなく、
- ブランド品・高級腕時計
- 貴金属類
- 携帯電話
といった身の回りのあるアイテムを現金化することができる買取業者なのです。
最近では即日現金化できるアプリ「CASH」が話題となっていますが、その実店舗といったところでしょう。
ただ大きな違いとして商品の買取だけではなく、販売も行っていることになります。
ではこの店舗でのカード現金化の詳細内容を検証していきます。
金券買取とは異なる店舗でのクレジットカード現金化
街中にあるカードでお金の看板の現金化業者は基本的に金券ショップであり、指定した新幹線の回数券をクレジットカードで購入してもらい買い取りする方法となります。
そのためJRの駅に併設されているみどりの窓口に新幹線チケットを購入しにいく必要がありますが、この店舗での現金化方法では店舗内でショッピング枠現金化が完結することになるのです。
ではどの部分にこの違いがあるのかといいますと、このお多福という買取業者では買い取ったブランド品や貴金属の販売も行っています。
この点は金券買取でのカード現金化も同じなのですが、お多福ではクレジットカード決済による商品の購入ができる点が大きな違いといえるでしょう。
したがってお多福での現金化方法というのはクレジットカードで販売されている商品を購入しその場で現金化することができるのです。
これは商品の買戻しやキャンセルといった現金化方法ではなく正規の商品の売買となりますので違法性はなくセキュリティ面でも問題のない現金化方法となります。
このお多福で現金化する目的で購入する商品は決済金額に応じたダイヤモンドを購入することになり換金率は決済額の80%です。
換金率に関しては新幹線チケットの買取と同じ水準ですので、危険性の高い新幹線の回数券をクレジットカードで購入するよりも安全な現金化方法ということは間違いありません。
金券買取でクレジットカード決済ができない理由
お多福では販売している商品をクレジットカードで購入し即座に買い取る方法で現金化していますが、これは同じように商品券やコンサートのチケットを販売する金券ショップでもできるのではないでしょうか?
さらにカードでお金の店舗での新幹線チケットも同様といえるでしょう。
ところが実は金券ショップという商売ではクレジットカード決済ができるお店はなく現金のみでの販売なのです。
金券ショップでもクレジットカード決済が可能であればお多福のような現金化方法もできます。
しかし金券ショップは売買される金券類の数%しか利益とならない非常に薄利な商売という点からクレジットカードが使えるお店はありません。
お多福でもそうですが、クレジットカード決済を導入することによって
- 初期費用
- 月額使用料
- 決済手数料
といった経費を店舗が負担しなければなりません。
それを利益から賄うことができない金券ショップでは導入は難しいのです。
この違いが金券ショップと貴金属やブランド品の買取販売の大きな違いといえるでしょう。
販売した商品を買い取りする現金化方法は法律に違反しない
クレジットカードのショッピング枠現金化の大原則ともいえるのが、クレジットカード決済によって購入した商品を換金及び買取する現金化方法といえるでしょう。
当然ながらクレジットカードのショッピング枠は買い物をするためにあります。
しかしクレジットカード会社は換金目的でショッピング枠を使用することは禁じていますが、どのような目的でクレジットカードで買い物をしているかまでは判断することはできません。
そうなりますとこのお多福のクレジットカードで販売した商品をその場で買い取る方法は画期的な現金化方法といえますが法律的には問題ないのでしょうか?
このお多福のクレジットカード現金化方法に類似した方法の現金化業者が過去に存在していました。
それは東京上野で10年間も店舗でクレジットカード現金化を続けてきた「ギフトショップ天商」という老舗現金化業者です。
天商では自社ブランドのバッグや洋服をクレジットカードで購入させ買い取る名目で現金化していました。
古物商の営業許可もあり内容的にはお多福でのカード現金化と同じようにも感じられますが、2016年1月に貸金業法違反などの罪によって逮捕されたのです。
この天商での商品買取によるショッピング枠現金化が違法とされた事例はこれまでになく、さまざまな憶測が飛び交いました。
- キャッシュバックだけではなく商品買取での現金化も違法
- 古物の買取でも貸金業違反となるのか
- 自社でのクレジットカード決済が融資と判断されたのか
- なぜ10年も営業していたのに逮捕されたのか
さまざまな部分に疑問点は残されたままですが、逮捕されたことに間違いはありません。
ではお多福での現金化も同様にリスクのある行為なのかといいますと、お多福の場合はクレジットカード現金化が本業ではなく、ブランド品や貴金属の買取ショップです。
この点が大きな違いなのではないでしょうか。
天商は名目上では自社ブランドを販売するショップですが、実際はクレジットカード現金化目的のダミーの店舗です。
したがって現金化専門店ということになりますが、お多福はブランド品などの買取・販売の店舗であり現金化目的ではないお客さんも多数います。
お多福では実際に価値のあるダイヤモンドの販売・買取によるクレジットカード現金化を行っており正規の商品売買取引でもあることからおそらく摘発されることはないでしょう。
このお多福での現金化方法は古典的でもありますが、新幹線の回数券も厳しくなりもしかしたら今後、こういった現金化方法に原点回帰していくことも考えられます。
マイナスイメージのあるクレジットカード現金化方法ですが、正規の商売として行われるのであれば安全な方法も少なくありません。