クレジットカードでお金を借りることができるキャッシングではなく、買い物をするためのショッピング枠をお金に換えることができる現金化商法は30年以上続くビジネスですが、クレジットカード現金化は日本では認められることのない違法な商売とされています。
確かにクレジットカードのショッピング枠で購入した商品を換金する行為には法律に違反することではありませんが、本来は買い物をするために使用するショッピング枠を現金に換えるというのは利用するユーザーとしても正規の商売とは考えてないでしょう。
しかしながら街中には「カードでお金」と書かれた看板を目にすることがあり、WEB上には数多くのクレジットカード現金化のホームページが乱立しています。
「クレジットカードのショッピング枠現金化商法」というのは世間一般的には普通の消費者金融などからお金を借りることができない債務者が高い金利にも関わらずお金を借りるヤミ金融という印象があるのではないでしょうか?
これは2011年にキャッシュバック特典付商品をクレジットカードで購入させる方法の現金化業者が摘発されたことによって及ぼした影響といえるでしょう。
名目としてはクレジットカードで購入する商品に現金キャッシュバックという特典があるという内容ですが、実際にはキャッシュバックと称し現金を貸し付け金利分を含めた金額をクレジットカードによって返済させていたとして
- 貸金業法違反
- 出資法違反
という違法行為によって逮捕されたのです。
当時のキャッシュバックでのクレジットカード現金化は総量規制の影響もあり、社会問題化しつつありそれを阻止する意味での逮捕という見解もあります。
その後、キャッシュバック方式での現金化方法を行う業者は減少しつつありますが、実は今でもキャッシュバックによる現金化は存在し続けているのです。
では「違法」とされるキャッシュバック特典付商品を購入するクレジットカード現金化にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
今では数少ないキャッシュバック商品を販売するクレジットカード現金化
今から30年ほど前にはまだスマホもなくインターネットサービスもほとんど普及していない時代でした。
その頃からカードでお金の看板の現金化の商売はあり、店舗に来店した利用者と共に家電量販店で買い物し買い取る方法でショッピング枠を現金化していたのです。
そんな商品買取によるクレジットカード現金化は現在でも新幹線の回数券に購入する商品は変化し続いています。
この店舗での商品買取でのショッピング枠現金化とは対照的にオンラインで完結することができる現金化方法として急成長したのがECサイトからクレジットカード決済で購入する商品に現金キャッシュバックがもらえるという現金化方法なのです。
ではキャッシュバック方式でのクレジットカード現金化にはどのようなメリットがあるのかといいますと
- 店舗に行くことなく現金化することができる
- クレジットカード決済が完了した時点で振込が可能
- 業者と会うことなくオンラインで手続きができる
といった商品買取にはない優れたメリットがキャッシュバックにはあるのです。
ただこのキャッシュバックでのクレジットカード現金化は現在では実質的には違法な金利での金銭の貸付としてヤミ金融の一種とされています。
2011年にキャッシュバックでの現金化業者が逮捕されたことにより、同様の手口でショッピング枠を現金化していた業者はサイトを閉鎖したりそのほかの現金化方法へとシフトしキャッシュバックでの現金化は減少していきました。
確かにキャッシュバック付き商品を購入し現金がキャッシュバックされる方法は一般的な商品売買とは異なっており、捉え方によっては貸金業と解釈することもできなくはありません。
しかしキャッシュバックにしかない商品買取よりも優れている特徴があることは間違いなくまったく需要がないわけではないのです。
近年の主流となりつつあるamazonギフト券買取りでの現金化
クレジットカード現金化の方法として従来の商品買取とキャッシュバック方式を比較すると、実際の店舗でクレジットカードで買い物をするアナログな方法とオンライン決済で完結できるスマートな現金化方法という違いがあります。
そのため現金化を利用するユーザーの大半はカードでお金の店舗に来店しなくてもできるインターネットによる現金化を利用しているのです。
ところがオンラインで手続きが完結するキャッシュバック方式の現金化が違法という報道に伴い、「危険」というイメージが植えつけられたことによって現金化業者だけではなくユーザーも警戒するようになりました。
そこで登場したのがキャッシュバックに代わるオンラインでの現金化方法はamazonギフト券の買取でのクレジットカード現金化なのです。
方法からいえばamazonギフト券の買取による現金化は店舗での商品買取と同じといえるでしょう。
現金化するための手順としても
- クレジットカード現金化サイトに申し込み
- 銀行口座や本人確認の手続き
- amazonサイトでギフト券を購入
- amazonギフト券のメールを業者のアドレスに送信
- 買取代金が即日入金される
といったようにamazonギフト券を換金することによって現金化される方法となります。
ただ店舗での現金化のように、どこかのお店に行く必要なくamazonギフト券をオンラインで購入し買い取りすることが可能なのです。
そのため危険視されるキャッシュバック方式のように違法性もなく安全にショッピング枠を現金化することができます。
このような理由からamazonギフト券買取りによるクレジットカード現金化は最新の方法として定着しつつありましたが、最近では少しずつこの状況が変化し始めているのです。
クレジットカード決済によるamazonギフト券の購入が困難に
カードでお金の店舗ではクレジットカードで新幹線チケットを購入し現金化する方法でしたが、クレジットカード会社によって制限がかけられれば決済することはできません。
これは現金化目的での使用を疑われることによって制限されるのですが、最近ではamazonギフト券でも同様にクレジットカード会社による制限によって購入できないケースも増えてきているのです。
確かに最近ではクレジットカード現金化ではなく、「amazonギフト券買取り専門サイト」も増加しつつあり現金化目的で購入したamazonギフト券を換金する場所として利用されています。
そのためクレジットカード決済でのamazonギフト券の購入が困難になり、現金化をするために購入したとしてもクレジットカード会社に拒否されてしまうのです。
そこでまたこれからの現金化方法として脚光を浴びることになるのがキャッシュバックでのクレジットカード現金化といえるでしょう。
クレジットカード会社が現金化目的で購入される商品と判断するのは
- 商品券などの金券類
- 貴金属類や高価なアクセサリー
- 最新の電化製品
といったように換金性の高い商品に集中しています。
それに対しキャッシュバック付き商品は結果的に現金を振り込むことを目的としているため、商品自体はほとんど価値のないものが使用されます。
つまりクレジットカード会社が現金化するためのサイトと判断することができない限り、ほぼクレジットカード決済は可能なのです。
このキャッシュバックの利点があるためamazonギフト券での現金化が不可能となればまたキャッシュバック方式の現金化が再燃するのではないでしょうか?