クレジットカードを新規発行する際には必ず審査があり誰でも所有することができるわけではありません。
特に定職に就いていない専業主婦やフリーターはまず審査に通ることはなくクレジットカードを所有することはできないでしょう。
当然ながらクレジットカードのショッピング枠現金化は、クレジットカードを所有しており利用可能なショッピング枠の残高がなければ利用することはできません。
どこのクレジットカード現金化業者でもよくあるケースですが
- 旦那名義のクレジットカードを嫁が現金化したい
- 親のクレジットカードで現金化したい
といったことがあります。
原則的にクレジットカードは名義本人が利用するものですが、普段の買い物などでは明らかに男性の名前のクレジットカードを女性が利用しても特に問題はありません。
したがってクレジットカードは名義人本人ではなくても使用することはできることになります。
ところがクレジットカードのショッピング枠現金化ではどこの現金化業者でも必ず身分証明書による本人確認が行われるため本人しか現金化することはできません。
当然ながら盗難品や拾った赤の他人のクレジットカードを使用することは犯罪ですが、旦那や親子といった家族のクレジットカードで現金化することは可能なのでしょうか?
目次
家族のクレジットカードで現金化することは可能?
家庭にはそれぞれの事情があり、お小遣い制度の家庭もあれば毎月決められた金額を入れる上納制度の家もあるのではないでしょうか。
どの家庭でもお金はそれぞれが必要であり、家賃や光熱費などは払わなくてはなりません。
夫婦で一緒に会社に勤務している共働きの家庭もあれば専業主婦の家庭もあるでしょう。
一般的によくあるケースですが、収入のない専業主婦が給料日直前に「今月は生活費が少し足りない」といったこともあります。
そんな時に旦那から預かっているクレジットカードで現金化することはできるのでしょうか?
実はこういったケースでクレジットカード現金化が可能な業者もあればできない業者もあるのです。
家族名義のクレジットカードでの現金化ができない業者
どこのクレジットカード現金化業者でも他人になりすましなどの不正使用を防止するために身分証明書の提示を求める本人確認が行われることになります。
大半の現金化業者の本人確認では
- 身分証明書
- 銀行口座の名義
- クレジットカードの名義
が一致しなければ現金化の利用はできません。
したがってたとえ家族名義のクレジットカードであっても拒否されることになります。
旦那のクレジットカードでも現金化可能な業者
基本的にはクレジットカード現金化では本人確認の手続きは必須事項となっているため家族名義のクレジットカードは使用することはできません。
ただこれはすべての現金化業者ではなくある一部の業者では家族名義のクレジットカードでも現金化することは可能なのです。
ではこの家族名義のクレジットカードでも現金化できるのはどのような業者なのかといいますと、クレジットカードの画像を提示せずオンラインでの決済が可能な現金化業者です。
大半の現金化業者では身分証明書の確認と共にクレジットカードの画像も提示するよう求められます。
しかしながらクレジットカード決済をネットショップで行い現金化することも可能な業者もあるのです。
利用者にとってクレジットカード情報を現金化業者に提示することに抵抗がある方は少なくありません。
そういった利用者に配慮した現金化業者であれば、家族名義のクレジットカードでも現金化することはできるのです。
旦那のクレジットカードを勝手に現金化すると・・・
クレジットカードは外観はプラスチック製の板ですが、そこに記載されているカード情報があれば買い物の支払いに使用することができます。
特にインターネットでのショッピングではクレジットカード自体がなくてもカード情報だけで決済することが可能です。
たとえば旦那や親が寝ている隙に財布からクレジットカードに記載されている
- クレジットカード番号
- 有効期限
- カード名義
- セキュリティコード
を控えることによってクレジットカードを無断で使用することが可能なのです。
そしてクレジットカード情報を提示する必要のない業者であれば現金化することも可能でしょう。
ではこのような家族名義のクレジットカードを現金化するとどのような犯罪になってしまうのでしょうか?
家族のクレジットカードを現金化するのは犯罪
旦那クレジットカードで買い物をすることはよくある話しといえるでしょう。
そして旦那のクレジットカードを使用して現金化することもそこまで難しいことではありません。
どうしても今すぐにお金が必要な時に旦那には内緒でクレジットカード現金化を利用してしまったとします。
この家族名義のクレジットカードを現金化するのはどのような犯罪となるのでしょうか?
窃盗罪
子供でもわかることですが他人のものを盗めば窃盗という犯罪にあたります。
たとえ家族の所有物だったとしても窃盗罪にはなるでしょう。
ただ夫婦間、親子間などにおける窃盗などの犯罪は刑罰は免除されるという『親族相盗例』という制度があるため、実際に逮捕されることはありません。
しかし旦那のクレジットカードを現金化した場合は窃盗罪で摘発される可能性があります。
クレジットカードは名義となる旦那のものではなく、クレジットカード会社から貸与されているものなのです。
したがってクレジットカードの所有者はクレジットカード会社であり名義人は占有者となります。
この親族相盗例は旦那の所有物を嫁が使用した場合に適用される制度であり、クレジットカード会社と現金化した嫁が親族でなければ適用されません。
つまり家族名義のクレジットカードを現金化すれば窃盗罪となる可能性はあるのです。
詐欺罪
家族名義のクレジットカードでも現金化することはできますが、当然ながら名義人本人のクレジットカードではない場合、詐欺罪に該当します。
この詐欺罪は旦那を騙すということではなく、現金化業者を欺く行為としての犯罪です。
詐欺罪に関しても現金化を利用した嫁と被害者となる現金化業者が対象となるため親族相盗例は適用されません。
したがって家族名義でのクレジットカード現金化は詐欺罪で逮捕されることも考えられます。