インターネット上には無数のショッピング枠現金化業者が現在でも営業を続けておりますが、最近はあまりカードでお金と書かれた看板を見かけることが少なくなったようにも感じられます。

当然ながらカードでお金の看板は所有者の許可なく貼られている違法な広告のため、行政などに撤去されてしまうことになるのですが、それでも数年前と比較すると明らかに減少しています。

そんな中、東京都内でカードでお金の看板の生き残りとして時々見かけることができるのが山手ギフトの看板です。

東京都内だけにに限らず埼玉県や千葉県といった都心部よりも若干北東側に山手ギフトの看板を見かけるような気がします。

では現在でもカードでお金の看板を続ける山手ギフトについて徹底調査しました。

山手ギフトとはどのような業者なのか調査

山手ギフト検索

今の時代「わからないことはググる」というのが常識となりつつあるのではないでしょうか。

分厚い辞典で調べるよりも多くの情報がインターネットで検索することができるからです。

では早速「山手ギフト」というキーワードでググってみました。

すると検索結果の右側に「ショッピング枠 クレジットカード現金化 山手ギフト」という千代田区のギフトショップが表示されたのです。

そこには明確な住所やフリーダイヤルの電話番号も記載されおり、JR神田駅周辺で営業している業者ということがわかりました。

この情報からgoogle mapで所在地とされる場所を確認してみると山手ギフトの看板が見当たりません。

これには少し違和感を感じました。

なぜならカードでお金看板で広告しているにも関わらず、実際の店舗の看板がないことに違和感を覚えたからです。

この神田を拠点とする山手ギフトが本当にカードでお金の看板の山手ギフトなのでしょうか?

カードでお金の山手ギフトはすでに閉鎖されている?

山手ギフトのサイト

クレジットカードのショッピング枠現金化に関連している方であれば「山手ギフト」を知らない方はいないでしょう。

その理由は老舗現金化業者として長く営業を続けているからです。

しかしこの山手ギフトのホームページは数年前に閉鎖されていました。

これでひとつ繋がった点があります。

神田の山手ギフトの店舗はありませんでした。そして山手ギフトのホームページはありません。

つまりこの山手ギフトはすでに廃業していると考えるのが普通なのではないでしょうか?

ではそうなりますと街中に貼られているカードでお金の看板は神田で営業していた山手ギフトとは別の山手ギフトということになります。

もう一つの山手ギフトが存在していた

もう一つの山手ギフト

店舗で営業しているカードでお金のショッピング枠現金化は基本的に新幹線の回数券を店頭買取をする現金化の方法となります。

閉鎖された山手ギフトはアクセスの良いJR神田駅の近くに店舗を構え営業を行っていました。

その点、もう一つの山手ギフトは来店不要の出張買取サービスでの現金化となるのです。

ではこのもう一つの山手ギフトについて調査していきます。

「山手ギフト」という印象としては東京都内を走る山手線があることから都心部にある現金化業者を想像しますが、埼玉県の公安委員会の許可番号を提示しているため東京ではなく埼玉で営業する業者ということがわかります。

しかしながらここのページには所在地の記載はありません。

古物商として営業する上で出張買取専門であっても所在地を表記することを義務付けられています。

ではこの山手ギフトはどこに店舗を構えている現金化業者なのでしょうか?
山手ギフトが表記している埼玉公安委員会431270030607号という古物商の許可番号で検索してみたところ南越谷と川口に店舗を構える駅前ギフトがヒットしました。
つまり山手ギフトの正体は埼玉の駅前ギフトだったのです。

この駅前ギフトは典型的な新幹線の回数券を換金する店舗型のショッピング枠現金化の業者といえるでしょう。

ではなぜ駅前ギフトとしてではなく山手ギフトでのカードでお金を看板を出しているのでしょうか?

埼玉の駅前ギフトが「山手ギフト」として営業している理由

埼玉の駅前ギフト

カードでお金の店舗型現金化業者は基本的に来店する必要があります。

これは現在でも変わらないショッピング枠現金化のスタイルですが、出張買取が可能なクレジットカード現金化の業者というのはこの山手ギフト以外にはないでしょう。

つまり駅前ギフトが店頭買取なのに対し山手ギフトは

  • 東京
  • 神奈川
  • 埼玉
  • 千葉

という一都三県であれば出張買取する異なったスタイルで営業しているのです。

確かに都内や神奈川在住の方からすれば埼玉の現金化業者が出張してくれるのはありがたいことであり、手数料0円は魅力的といえるでしょう。

しかし駅前ギフトでの換金率と比較すると山手ギフトの換金率は低い水準となることは間違いありません。

なぜなら出張要員の時間や交通費が必要となりそれを加味すれば、手数料名目ではなく純粋に換金率に影響を及ぼすことは確実といえるでしょう。

実際に山手ギフトで新幹線の回数券を換金したわけではありませんのであくまでも憶測ですが買取率はおそらく70%以下となるのではないでしょうか。

もちろん申し込みの時点ではなく会ってからその事実を突きつけられるパターンです。

そもそもこのカードでお金のショッピング枠現金化は貧困層向けの商売であり、そういった手法であっても存続自体には問題はないでしょう。