「お金」とは生活をしていく上で欠かすことのできない存在であり、お金が必要ないという人はいないでしょう。

一般消費者はお金を稼ぐために働き、お金を払い生活をしているのです。

多くの日本人の考え方としてお金を無駄に使用することは健全なことではないとされています。

ギャンブルや風俗など欲求を満たすためにお金を払うことは、毎日一生懸命働いて稼いだお金を払うことは愚かな行為と思われるのです。

このような欲求を満たすための娯楽とは異なりますが日本では「借金」も同様に忌み嫌われる存在といえるでしょう。

一般庶民が借金をするための方法といえばテレビCMでもよく見かける

  • アコム
  • アイフル
  • プロミス
  • ノーローン

といった大手消費者金融会社を思い浮かべるのではないでしょうか?

消費者金融から借金をすれば当然、利息が発生します。

そのため借りた金額よりも多くのお金を返済しなければなりません。

したがってお金を借りることにより無駄な金利を支払うことになるため、借金はよくないものとされているのです。

ではクレジットカードのショッピング枠現金化を利用することは借金のようにもったいないことなのでしょうか?

ショッピング枠をお金に換えることの必要性

クレジットカードのショッピング枠

消費者金融からお金を借りるのと同じようにクレジットカードにもキャッシングという借金をするための利用枠があります。

クレジットカードを所持している方がお金が必要になったとしたらキャッシングすれば済む話です。

しかしキャッシングは借金であり利用すれば法定利息ほどの高い金利を支払うことになります。

その点クレジットカードのショッピング枠は一括払いをすれば金利は発生しません。

そのため借金ではなく無駄な金利もなく利用することができるサービスなのです。

ではクレジットカードのショッピング枠現金化はもったいないことにはならないのでしょうか?
確かにショッピング枠現金化を一括払いで利用すれば金利はかかりません。しかし使用するショッピング枠の金額がすべて現金化されるわけではありません。

クレジットカードでお金を工面するための方法として

  • キャッシング
  • ショッピング枠現金化

の2つを比較すると金利だけで見ればショッピング枠現金化の方がお得ですが100%の換金率は存在しないため少なからずロスとなる部分があるのです。

ではこのショッピング枠現金化を利用するためのロスを考慮した場合は損をすることになってしまうのではないでしょうか。

実はキャッシングでお金を借りるよりもショッピング枠現金化の方がロスが大きいためもったいない資金調達方法なのです。

現在、クレジットカードショッピング枠現金化の換金率の平均相場は7割程度と言われています。

つまりクレジットカード現金化で利用したショッピング枠の3割が無駄に支払わなければならないことになるのです。

したがってクレジットカード現金化するのはもったいないと考える方は少なくないでしょう。

でえはなぜクレジットのショッピング枠現金化は利用され続けているのでしょうか?

その理由はクレジットカードのキャッシング枠を使いきってしまったがお金が必要という方がショッピング枠を現金化しているのです。

ショッピング枠現金化はもったいないが必要とされる存在

ショッピング枠現金化はもったいない

たとえば10万円分のクレジットカードのショッピング枠を現金化すれば実際に振り込まれる金額は7万円程度にしかなりません。

7万円の現金を手にするために3万円を費やさなければならないのです。

これを仮に7万円の融資に対し3万円の金利と換算しますと4割以上の高金利となります。

このように考えればもう「もったいない」のレベルは超えており利用を控えるべきといえるでしょう。

なぜならこの考え方がこれまでクレジットカード現金化が貸金業法違反として逮捕された理由だからです。

もちろんショッピング枠現金化を非常に高い金利と考える方は利用することはありません。

ではなぜ大きなロスとなるクレジットカードのショッピング枠現金化が利用されているのでしょうか?
クレジットカード現金化の利用者にとって今、もっとも必要なのは現金なのです。この現金を工面するための数少ない方法としてショッピング枠現金化が活用されています。

 

お金を工面するための金策方法として真っ先に思い浮かぶのは消費者金融などからお金を借りることですが2010年の施行された改正貸金業法による総量規制によりこれまでのようにお金を借りることができなくなりました。

そして総量規制の影響によって消費者金融から借り入れができなくなってしまった方でもお金を工面することができるのがクレジットカード現金化なのです。

「これまでのようにお金を借りたい、しかし借りることができなくなってしまった。もうクレジットカード現金化しか残されていない」という流れから総量規制が開始された頃からクレジットカード現金化が利用されています。

ショッピング枠現金化何度も利用しているリピーター

クレジットカード現金化の換金率

確かにショッピング枠現金化を利用し3割が負担となるのは決して安いものではありません。

しかしこのクレジットカード現金化に代わる資金調達の方法がないのです。

そのため一度だけに限らず何度も現金化するリピーターは数多く存在していることになります。

では高金利ともいえるクレジットカード現金化を何度も使い続けることは本当にできるのでしょうか?

クレジットカード所有者は1枚だけしか持っていない方はほとんどいません。大半の方は複数のクレジットカードを所有しています。

したがってひとつのクレジットカードを現金化した支払いを別のクレジットカードを現金化すれば滞りなく返済することは可能です。

もちろんクレジットカード現金化を利用するたびに3割の債務が増えることになります。

そのためいつかは支払いに困難になる可能性はありますがある程度の期間であれば現金化により支払いを実質的に延期させることができるのです。

結論としてはショッピング枠現金化は確かにもったいないことは間違いありません。

しかし一時的に資金をつなぎ止めるためには非常に役に立つ金融サービスという考え方でもあるといえるでしょう。