クレジットカードのショッピング枠現金化は原則的にお金に換えることができる商品をクレジットカードで購入し換金するための方法です。
現在、クレジットカード現金化のために使用されている商品というのは
- カードでお金では新幹線の回数券の買い取り
- オンラインではアマゾンギフト券の買い取り
となっておりどちらも換金性の高い金券類となっています。
確かに金券類は提携しているお店では現金と同等の価値で使用することができるため高い価値がありますがお金ではありません。
クレジットカード現金化での究極の商品というのはクレジットカード決済でお金が購入できることです。
もちろんお金は商品ではなく通貨であり、商品を購入するためのものですのでお金を売っているお店などありません。
しかし今はキャッシュレスの時代へと突入し現金に代わる様々なものが登場しています。
商品を購入する度に貯まるポイントや小銭要らずでスマートに買い物ができる電子マネーなどがその象徴ともいえるでしょう。
そしてさらに仮想通貨となるビットコインがあります。
ではこのビットコインをクレジットカードで購入し現金化することはできないのでしょうか?
目次
ビットコインをクレジットカードで購入し換金する現金化方法
仮想通貨のビットコインは本来、安い時に購入し価値が上がったら売るという投資するために購入する通貨とされています。
日本国内では円の価値が大きく変動することはありませんが、世界的に見れば「円安」「円高」というように円の価値も日々変動しているものです。
その点、ビットコインは国の通貨ではないため安定した価値があるわけではありません。
しかしクレジットカード決済で購入することが可能な通貨でありもちろん換金することも可能です。
そのためビットコインをクレジットカードで購入し現金化することは難しいことではありません。
ただビットコインでのクレジットカード現金化にはあるリスクがあるのです。
それはビットコインの特徴ともいえる価値の変動であり、高い換金率で現金化することができる保証がありません。
たとえばショッピング枠を現金化する目的でビットコインを購入したが急激に価値が低下してしまったら非常に低い換金率になってしまう可能性があるのです。
この理由からビットコインによるクレジットカード現金化を行う業者は存在せず、まだ現実的には活用できる商品に至っていないのです。
他人になりすましビットコインを詐取した事件
これまで他人になりすましクレジットカードを悪用する事件は多数ありました。
クレジットカードはカード自体が手元になくてもクレジットカードに記載されている情報だけで決済をすることはできます。
そのためクレジットカードの不正使用は絶えることかく行われ続けているのですが、最近では他人のクレジットカードでビットコインを購入し自分のアカウントに移動させ現金化する事件があったのです。
この事件は闇サイトで売買されている他人のクレジットカード情報や身分証明書の情報で、国内にある取引所でビットコインで購入しアメリカの取引所にある架空のアカウントでロンダリングし自分のアカウントで現金化していたのです。
このビットコインを詐取した犯人が逮捕されるに至った理由としてビットコインのセキュリティ面による影響といえるでしょう。
仮想通貨のビットコインはオンライン上で取引するものです。
そのためコンピュターがハッキングされれば簡単に盗まれてしまうことになります。
それを防止するためにいくつもシステムが駆使されており、どこで購入したビットコインがどのアカウントから別のアカウントに移動したという記録が残されているのです。
したがってアメリカの架空のアカウントを経由したとしても常に移動した記録があるため追跡されることになります。
そして最後に現金化される場所が犯人の居場所となるのは言うまでもありません。
つまりビットコインを犯罪に活用することのできないセキュリティ面に優れた仮想通貨といえるでしょう。
ビットコインによるクレジットカード現金化には違法性はある?
他人のクレジットカードでビットコインを購入し現金化すれば当然犯罪となり摘発されることは間違いありません。
では自分自身のクレジットカードでビットコインを購入し現金化する行為は法律に違反することになるのでしょうか?
おそらくこれは違法行為と判断することはできないでしょう。
さらにクレジットカードは換金目的による使用を利用規約で禁止していますが、このビットコインの購入理由は「投資のための購入」であれば換金目的で購入したわけではありません。
したがってビットコインをクレジットカードで購入し利用停止になる可能性もなく問題なく購入することもできるのです。
つまりこのビットコインによるクレジットカード現金化というのは正規の換金方法でもあり、法律や規約に反することもなく現金化すことができることになります。
ビットコインでの現金化方法は現実のものとなるのか?
株や投資というのはある意味ギャンブル的な要素もありリスクを伴うものです。
そのため堅実な人生を歩んでいる方には縁のない話であり手を出すこともないでしょう。
この仮想通貨のビットコインは世間的には株などと同じように投資の目的で購入するものとういう印象があります。
そして2014年に起きたビットコインが大量に消失するという大事件が大きく取り沙汰されてのも記憶に新しいのではないでしょうか。
この事件は東京のビットコイン取引所「マウントゴックス」で115億円相当を消失したことにより顧客の所有するビットコインを払い戻すことができず、その後経営破たんに陥ってしまったのです。
通常の銀行が破綻した場合、国が預金を保証する法律はありますが仮想通貨であるビットコインは法律としてお金と認められているわけではなく、ゲーム内で使用される通貨としての扱いでしかありませんでした。
そのためゲームのお金がバグにより消失したところで、それを国が補填することはなく終わったのです。
このようにビットコインは危険な存在という印象が現在でもありますが、2017年にはようやく仮想通貨に関する法整備がされることになり大量の資産を失ってしまう可能性もなくなることになります。
そうなればビットコインによる安全なクレジットカード現金化もありえるかも知れないですね。