普通の人生を送っている方は高校・大学を卒業し一般企業に就職。そして退職後の老後を迎えるのが一般的ではないでしょうか。

 

しかしこの世の中で生活しているすべての人間が「普通の人生」ではありません。

 

表の世界もあればアンダーグランドな裏社会もありその距離は決して遠いものではなくいつ巻き込まれてもおかしくはないのです。

 

日本の法律では所有することすら認められていない武器や違法薬物、個人情報までもが裏社会では売買される市場が実在しています。

 

この犯罪の温床ともいえる違法な取引をするマーケットは現実の世界だけではなくインターネット上にも存在していることをご存知でしょうか?

 

一般的に使用されているYahoo!やGoogleなどの検索エンジンからはアクセスすることができない「闇サイト」がありそこで違法な取引が行われているのです。

 

知らぬまに漏洩している個人情報

漏洩する個人情報

ダークウェブやディープウェブなどと呼ばれる闇サイトの利用者は基本的に犯罪者しかおりません。

 

逆に言えば正規に販売され取引できるものを闇サイトで取引する必要はなくすべてが犯罪性のあるものや情報ということになります。

 

闇サイトで売買されているものは拳銃や覚醒剤、違法アダルトサイトなどもあります。

 

こういった犯罪は一般消費者には直接関係するものではありませんが、被害に遭う可能性のあるものも取引されているのです。

 

それはクレジットカード情報や銀行口座情報といった個人の資産に関わる重要な個人情報が売買され悪用されているのです。

 

この個人情報はどのようにここにたどり着いたのかはわかりません。

 

ハッキングによる情報の盗難や企業の顧客情報の売買など入手ルートも法律に触れないものはなく、悪用する者に売るために入手された情報なのです。

 

かつて大手企業や公的な機関の個人情報が漏洩していた事件があったように、知らぬまに個人情報は漏洩しており悪用されているのです。

 

他人のクレジットカードを悪用し現金化していた事件

クレジットカードの不正使用
Stealing online information

最近のニュースで闇サイトで入手したカード情報を悪用しネットショップで買い物をしたとして警視庁サイバー犯罪対策課は私電磁記録不正作出・同供用容疑で犯人が逮捕された事件が報道されました。

 

犯人は闇サイトで他人のカード情報を仕入れる際の支払いは現金ではなくビットコインという仮想通貨によって支払われていたということです。

 

この闇サイトで入手した他人のカード情報で共犯となる別の犯人により買い物され現金化されていたのです。

 

そして現金化されたお金を架空名義のネットバンク口座に振り込ませ引き出していました。

 

クレジットカードを悪用され不正に買い物をされる事件は昔からよくありますが、今回の事件では不正に入手したクレジットカード情報だけでなく、匿名性高い仮想通貨となるビットコインや架空名義のネットバンク口座を使用するという点です。

 

この犯人が逮捕され犯罪に使用されていたパソコンが押収されました。

 

そのパソコンを調べてみると他人のクレジットカード情報やネットバンクの情報を売買していた形跡があり、違法に多額の収益を得ていたのです。

 

不正に入手したネットバンク口座の残高の10%で販売し数百万円の利益があった事実が発覚したのです。

 

闇サイトを活用しスキルがあれば多額の収益を得ることは難しいはなしではありません。

 

そのためこのようなサイバー犯罪は今後も増加していくことになるでしょう。

 

クレジットカード現金化で個人情報が流出してしまう可能性

クレジット現金化での情報漏洩

この闇サイトで売買されるクレジットカード情報や銀行口座の情報はどこからか漏洩しているのです。

 

個人情報が流出する経路はいくつかあり

  • フィッシング詐欺による漏洩
  • インターネットウイルス感染
  • ハッカーによる遠隔操作

などがあります。これらの場合はセキュリティソフトなどで対策することができるため危険を回避することができます。

 

ではどのように個人情報が漏洩し売買されるのかといいますと、クレジットカード決済をする時や銀行口座情報を登録したサイトや企業の顧客情報が漏洩しているのです。

 

この情報漏洩を対策することは簡単なことではありません。

 

クレジットカード決済をしなければ情報が漏洩することはありませんが、使用できないクレジットカードを所有する意味がありません。

 

そのためこのような重要な個人情報を提示する場合は慎重に見極める必要があるということです。

 

クレジットカードのショッピング枠現金化ではクレジットカード決済により買い物をしお金が口座に渕こまれるためこの重要な個人情報が必要となります。

 

もし仮に現金化業者が闇サイトを利用する裏社会の人間だった場合、こういった顧客情報が売買される可能性はゼロではありません。

 

最近ではあまり見かけなくなりましたが、クレジットカード現金化を装い申し込みをさせ個人情報を抜き取るサイトもありました。

 

これは明らかにクレジットカード情報を売買するために集めていたサイトだったのです。

 

こういったサイトに引っ掛からないためにもクレジットカード現金化を利用する際には業者選びが重要となります。

 

クレジットカード現金化だけではなく不審なサイトには不正使用される危険性の高いクレジットカードや銀行口座を公開するのは控えましょう。