「借金」というフレーズは多くの方が負のイメージを抱いており忌み嫌われる存在なのではないでしょうか。
この借金という言葉から連想されるのは「借金の催促」や「借金地獄」などの悪い印象の言葉が数多くあるからです。
そのため誰もがお金を借りることに抵抗があり、もしお金を借りてしまったら厳しい返済をしなければならないという現実を見据えています。
しかし全ての借金が悪というわけではありません。
自動車を購入する際のカーローンや家を買う時に契約する住宅ローンは多くの方が利用している借金なのです。
お金を借りることは決して悪いことではありませんが、無計画に借金をし支払いができない状況に陥るリスクがあるため無暗に借金はしない方がよいという意味なのではないでしょうか。
消費者庁や政府からの勧告ではクレジットカードのショッピング枠現金化を利用すると借金が増えてしまうと促されています。
クレジットカード現金化はお金を借りるためのサービスではありませんが本当に借金が増額されてしまうのでしょうか?
クレジットカードで買い物をした代金の支払いをするのは当然
クレジットカードのショッピング枠現金化では必ずクレジットカードで買い物をすることになります。
しかしキャッシングのようにお金を借りるわけではありません。
クレジットカードでのキャッシングは貸金業法となりますが、買い物は割賦販売法となりますので金銭消費貸借とは意味合いは異なります。
ただし現金化の利用でもクレジットカードで買い物をした代金は後に支払うのは当然のことです。
これは現金化での利用でなくとも使用した代金は支払日に請求されることになります。
そもそもクレジットカードは代金を一時的に立て替えて支払うことができるものであり、デビットカードのように預金から即座に引き落とされるものではありません。
しかしクレジットカードでの買い物は借金ではなく、後に支払うまでの間をつなぐことができるものなのです。
[card url=https://www.genkin-ka.info/2016/07/06/debit-card/]ショッピング枠現金化は高い金利で融資を受けるのと同じ
ではなぜ、政府広報や国民生活センターではクレジットカードのショッピング枠現金化は危険なビジネスとして取り上げているのでしょうか?
その理由はクレジットカード現金化は政府より貸金業者として認定されており、実質的な融資を行っている無許可の金融業者と見なされているからです。
クレジットカード現金化で振り込まれる金額は決済する金額の7割から8割程度となっています。
つまりこの差額となる20%は事実上の金利とされショッピング枠を現金化すれば実質的に高金利を支払うことになるとされているのです。
したがってクレジットカードのショッピング枠を使用し買い物をする現金化サービスはお金を借りるのと同じことになり法外な金利を上乗せしてクレジットカードで支払いさせる悪質な貸金業となります。
実際には順序はその通りではありません。
まず商品を購入する名目でクレジットカード決済を行います。これが実質的な「返済」にあたります。
その後キャッシュバック等の名目により現金が振り込まれます。こちらが「金銭の貸付」となり高金利での融資と判断しているのです。
このクレジットカード現金化の仕組みを融資と判断することに様々な見解があります。
返済してからの貸付では融資にはならないのではないか、商品売買が正確に行われていれば融資はこじつけになってしなうのではないか、などの意見がありますが過去に逮捕された判例がある以上、金銭の貸付を業務として行っていると判断されるのです。
[card url=https://www.genkin-ka.info/2016/07/25/moneylending-business/]
現金化を利用すると結果的に損をすることになるのか?
ではクレジットカード現金化はお金を借りることになり借金が増える結果となるサービスなのでしょうか?
結論からいえば確かに現金化したことにより債務は増える結果となるでしょう。
しかしこれは「借金」という解釈によるものであり別の観点から見れば有効な活用方法となるのです。
クレジットカードにはお金を借りるためのキャッシング機能があります。
しかしキャッシング枠はショッピング枠と比較すると使用可能な枠は少なく設定されています。
そんな時はどのように対処しますか?
クレジットカード会社にキャッシング枠の増枠を申し出ることも可能です。
しかしそんなに簡単に利用枠が増えることはありません。
そういった方でも即日でお金を工面することができるのがクレジットカードのショッピング枠を有効活用する現金化サービスなのです。
使用したショッピング枠は通常のクレジットカードでの買い物と同じように支払日に請求されることになります。
そのため「借金が増える」という意味になるかも知れません。
しかしこのようなまとまった現金を工面する方法は多くある訳ではなく、多くの方が所有しているクレジットカードでできる効果的な方法なのです。
クレジットカード現金化を利用すれば多少のロスは発生します。しかしそれはどんな商売でも同様にあるものであり事業を運営していく上で必要なものなのです。
それを実質的な高金利と捉えるか利便性の高いサービスを利用するための手数料と捉えるかは利用者の判断ということになるでしょう。
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