使用する予定のない切手やビール券がタンスの奥に眠っていたのを見つけ、それを近所の金券ショップで買い取ってもらいお金にすることは日常的な生活のなかにある話です。
最近では様々なサービスがデジタル化したことによりインターネットによりサービスを利用することができるように進化しています。
デジタル書籍や音楽のダウンロード販売といったこれまで書店やCDショップに足を運び商品を購入しに行く必要なくインターネット環境さえあれば手軽に利用することができるようになりました。
金券ショップも店頭買取のみではなくインターネットから申し込みをし換金したい商品と買取同意書を郵送することにより買取代金が指定した銀行口座に振り込まれるシステムを導入しているお店も増えてきました。
店頭買取の場合ではその場でお金を手にすることができますが、郵送ではすぐに商品がお店に届くわけではありません。
そのため商品を発送してから翌日以降の振込となるため「すぐにお金にしたい」という要望には応えることはできないのです。
多くのことがインターネットに依存しつつありますがこのようなケースのように物体として存在しているものをデジタル化することはできません。
しかしこれまでのギフトカードや図書券は物体としての存在がありましたが、近年のギフト券はサーバー型となり物体の存在しないデジタルギフト券としてインターネットで即日売買することが可能となりました。
目次
デジタル化したギフト券の特徴
商品券やギフト券と言えば1,000円や5,000円などの額面が記載されている紙でできた紙幣のような形をしている物を想像されると思います。
一方、デジタルギフト券はコンビニやドラッグストアなどでも販売されていますが、このような形ではなくプラスチック製のカードです。
金額が記載されているものもあればないものもあります。
商品券は提携しているお店で買い物をした代金として支払うことができますが、デジタルギフトを現実の世界で使用できるお店は存在しません。
ではどのように使用するのかといいますと、カードのスクラッチ部分を削りそこに記載されているギフトコードを発行元のサイトのアカウントにチャージすることで初めて使用できるようになります。
つまりデジタルギフトのカードはコード記載された台紙でしかなくカード自体には何の価値もありません。
つまりデジタルギフトは英数字で構成されるコードにギフト券としての価値がありカードタイプだけではなく、シートにギフトコードが記載されているシートタイプやメールで贈るためのEメールタイプなどがあります。
そのためこれまでの商品券のような物体という概念を持たない近未来型のギフト券といえます。
最も多く取引されているのがAmazonのデジタルギフト券
プレゼントとして贈る商品券やギフトカードはクレジットカード会社や百貨店が発行しているものが一般的ですが、それ以外にも多くの商品券がありあます。
旅行会社が発行しているトラベルギフトや東京ディズニーリゾートのパスポートなども贈る相手にとっては嬉しいギフト券になります。
相手に贈るギフトとしてデジタルギフトもメジャー化されつつあり現在もらってうれしいギフト券として特典や懸賞などで多く活用されているのが日本国内最大の総合通販サイトAmazonが発行しているアマゾンギフト券です。
なぜ数多くのデジタルギフトからアマゾンギフト券に人気が集まっているのかといいますと、他のギフト券と比較すると利用価値が高い点が挙げられます。
Amazonは世界的に有名な通販サイトとして知られていますが、日本でのネットショッピングのもっとも大きな割合を占める最大級の総合オンラインストアなのです。
このAmazonで使用することができるギフト券ですので多くの方が現金と同等の価値となり幅広く活用されています。
クレジットカード現金化としても活用される理由
アマゾンギフト券を代表とするデジタルギフトはクレジットカード現金化で購入する商品としても使用されており本来の目的である「ギフト」以外にも活用することができます。
なぜデジタルギフトが現金化に適しているのかといいますと、いくつかの特徴があります。
クレジットカードで購入できるギフト券
クレジットカード現金化はクレジットカードで買い物できる商品でなければ使用することはできません。
しかし一般的な商品券などの金券類は換金目的での使用となるためクレジットカードで購入できないものとされています。
その点このデジタルギフトの多くはクレジットカード決済での購入が可能となっており現金化に使用することが可能となります。
金券類としての換金性
過去にあったカードでお金のショッピング枠現金化では家電製品などが扱われていました。
安全面から考慮すれば現在でも有効な方法と言えますが換金率がネックとなります。
アマゾンギフト券の買取率は80%以上となるのに対し当時は6割から7割程度にしかなません。
この金券類としての換金率に優れている点が現金化に適していると言えます。
メールで送ることができる利便性
通常の商品買取での現金化では金券ショップと同じように店頭に商品を持ち込み換金することになります。
そのため時間に余裕があり店舗まで足を運ぶことができる方でなければ現金化することはできません。
しかしデジタルギフトの最大の特徴となるメールでの送受信が可能という点からギフト券を即時相手に送ることができるのです。
そのため即日現金化するのに最適な商品となります。
今後アマゾンギフト券はどのようになるのか?
クレジットカード現金化業界の傾向としてこれまでのキャッシュバックや商品買取は減少傾向にあります。
その理由はクレジットカード現金化の需要がなくなった訳ではなくアマゾンギフト券の買取にシフトしているからです。
アマゾンギフト券の買取業者はクレジットカード現金化業者ではありません。
しかし利用者にとっての目的は同じであり、資金調達の方法としてアマゾンギフトの買取サービスを利用しているのです。
このことから利用者にとっては同類のサービスとなり利便性や換金率はこれまでのクレジットカード現金化よりも優れていることから市場はアマゾンギフト券買取によって占められつつあるのです。
Amazonはギフト券が売れることにより利益となるため販売を中止することはありません。
アマゾンギフト券はクレジットカード現金化だけでなくアダルトサイトの架空請求詐欺にも悪用されるようになっています。
そのためこのような被害がより大きなものとなり社会問題化すればアマゾンギフト券の販売中止もない話ではありません。
携帯電話のキャリア決済でアマゾンギフト券が購入できるPINCOMでもソフトバンクは現在休止中ということもあり、今後どうなるかわからない諸刃のデジタルギフトなのです。