消費者金融からお金を借りたりクレジットカードを発行するためには審査や収入証明が必要となります。

 

そのため誰でもできることではありません。クレジットカードのショッピング枠現金化は審査不要・来店不要で資金調達ができる点が特徴となるサービスです。

 

しかしクレジットカード現金化は利用するためにはクレジットカード所有者という条件があります。

 

従ってクレジットカードがない方には利用することができないサービスとなります。

 

そのため現金化はクレジットカード所有者限定のものでしたが、近年携帯電話さえあれば現金化することができる新たなシステムが登場し活用されはじめているのです。

 

それが携帯電話の料金に併せて請求されるキャリア決済を使用する現金化サービスになります。

 

携帯電話キャリアが提供している決済サービス

携帯電話は持ち歩くことができる電話として誕生しカメラやテレビ・ミュージックプレーヤーなどさまざまな機能が追加され、今では必要不可欠な存在となりつつあります。

 

機能面では大きな進化を遂げていますが、それに加え携帯電話キャリアも契約者に対しさまざまなサービスを提供しています。

 

その一つに携帯電話の契約者であれば誰にでも使用することが可能な決済サービスがあります。

 

決済サービスは現金の代わりに支払いができるものでありクレジットカードや電子マネーのことを指します。

 

つまり携帯電話の契約者であればクレジットカードのように支払いできるキャリア決済があるのです。

 

まだこのキャリア決済で支払いができるショップは限られており数多くのお店で使用できる訳ではありません。

 

現在の携帯キャリアは大手3社が独占しています。各キャリアによって名称が異なり、

  • docomo ケータイ払い
  • Soft Bank まとめて支払い
  • au かんたん決済

となります。

 

各キャリアによっての決済サービスの内容にほとんど差はなく、契約年数や支払い状況によって上限金額が異なり最大で10万円まで使用することが可能です。

 

キャリア決済を使用した代金の支払いは携帯電話料金に合算され請求されるため忘れずに支払いができます。

 

キャリア決済を使用して現金化する仕組み

クレジットカードのショッピング枠現金化はクレジットカードで購入することが可能な商品が無限にあることから様々な商品が使用されますがキャリア決済は購入することができる商品が限られております。

 

そのためキャリア決済で購入が可能な商品で換金性の高いものでなければなりません。

 

このキャリア決済を使用できるお店は各キャリアによって異なります。

 

しかし現在のキャリア決済現金化で用いられている商品はひとつしかありません。

 

その商品というのがクレジットカード現金化としても活用されている電子ギフト券のアマゾンギフト券なのです。

 

つまりクレジットカードではなく携帯電話にのキャリア決済で購入したアマゾンギフト券の買取により現金化されるのです。

 

アマゾンギフト券はAmazonで販売されていますが、キャリア決済を使用することはできません。

 

しかしAmazon以外にもアマゾンギフト券を販売するショップはあります。それが電子マネーのパイオニアとされるWebMoneyが運営しているPINCOMです。

 

2016年4月よりPINCOMではソフトバンクのまとめて支払いでの購入は一時停止となっておりますが、それ以外のケータイ払いやかんたん決済でアマゾンギフト券を購入することができます。

 

Amazonで販売されているアマゾンギフト券は1枚のギフト券の上限金額は50万円分までと高額ですがPINCOMでは5万円までしか販売されていません。

 

そのためキャリア決済の現金化は5万円以下となり少額での利用となります。

 

このキャリア決済の現金化を利用した支払いは翌月に届く請求に合算されることになり支払えば翌々月には利用枠が戻りまた使用することが可能です。

 

キャリア決済現金化の展望

クレジットカード現金化としてはアマゾンギフト券買取のシェアは急速に伸びており半数以上を占めるとも言われております。

 

キャリア決済の現金化ではアマゾンギフト券買取は90%以上となり、この現金化業界はすべてアマゾンギフト券に依存している状態と言えるでしょう。

 

現在は3大キャリアの一つとなるソフトバンクでのキャリア決済ではアマゾンギフト券の購入が停止されています。

 

その理由は「一部のお客さまによるソフトバンクまとめて支払いの不適切な利用が発見されたため」となっており詳細な内容までは記されておりません。

 

しかし今後他のキャリア決済でも同様の措置となる可能性を否定することはできず、アマゾンギフト券自体が販売中止となる可能性も否めません

 

これはあくまでも推測の話であり可能性の話ですので実際にそうなることはないでしょう。

 

Amazonとしてはギフト券が売れればその時点が利益が上がります。さらに有効期限により失効すれば商品の売買なしに利益だけが生まれることになります。

 

そんな魔法のようなギフト券の販売を中止するようなことはないでしょう。

 

しかしAmazonがギフト券の販売を止めることはなくともクレジットカードやキャリア決済がアマゾンギフト券の購入を阻止する可能性はゼロではありません。

 

今後、この各キャリアの動向には注意しなければなりません。しかし今の世の中、携帯電話は必需品となり携帯料金を滞納する人はまずいないでしょう。

 

そのためキャリア決済現金化のループは拡大していくことは確実であり、それを抑制する動きが出てくることもあるでしょう。

 

このキャリア決済現金化そういった意味からもさまざまな可能性を秘めたのびしろの多い資金調達の方法なのです。